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今年のあなたの運勢は?(2017年1月分)

             
今年のあなたの運勢は?         


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 新しい年を迎えた今の時季、初詣でおみくじを引いたり、テレビや雑誌等の運勢特集を見たり、新たな目標を立てるなど、様々な面で今年の運勢が気になるという人は多いのではないでしょうか。
 占いは、世界中で太古の昔から行われていたとされており、日本では出土品などによって縄文時代から占いが行われていたことが分かっています。
 3世紀半ばの邪馬台国の時代には、神のお告げを聞く力があったという卑弥呼が、そのお告げによって国を治め、平安時代には、5~6世紀に大陸から伝わった陰陽五行思想が貴族を中心に広まり、陰陽師の存在が注目されるようになりました。なかでも、陰陽師として有名な安部清明が、都で恐れられていた藤原道真の怨霊を退治したとされたことにより、一層占いや呪術に対して人々が傾倒するようになったと言われています。
 そして、江戸時代頃になると陰陽五行思想や干支、生年月日などの中国の思想や暦に基づく吉凶占いや相性占いなどが庶民にも広まり、多様化して人々の生活と密接に関わるようになりました。
 現在では、数えきれないほどの多種多様な占いがあります。占星術、支柱推命、12星座占い、手相占い、動物占い、夢占い…など、今回はこのような様々な占いの本と昔の呪術文化について書かれた本を展示しています。
 さて、今年のあなたの運勢は・・・?


【参考文献】
・『ビジネスに効く暮らしに役立つ占い(Discover Japan vol.43)』枻出版社 2015.4
・中町泰子監修『人びとの幸せをかなえる占い・まじない(みたい!しりたい!しらべたい!日本の占い・まじない図鑑)2』  ミネルヴァ書房 2016.11

  

あなたにぴったりの「冬の過ごし方」を見つけてみませんか?(2017年2・3月分)

             
あなたにぴったりの「冬の過ごし方」を見つけてみませんか?         


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 皆さんは、寒い冬の日は何をして過ごしていますか?スキー等をしに積極的に外に出掛ける人もいれば、寒さが苦手で家の中にこもりがち…という人もいると思います。そこで今回は、冬にオススメの過ごし方を幾つか紹介したいと思います。
 最初にオススメしたいのは、体を温めることです。家で手軽に出来るストレッチやヨガ等の運動はもちろんですが、特にオススメなのは、中国が発祥の「薬膳」です。薬膳は、食べ物で病気の予防・治療や健康の増進を図るという「医食同源」の考え方に基づいています。体を温める「生姜・葱・山椒・鶏肉・にんにく」や、冬の寒さで働きが悪くなる腎臓を助ける「黒豆・豚肉・えび・クコの実・山芋」等の食材を使った料理で、体調を整えてみてはどうでしょうか。
 次にオススメしたいのは「季節感」を感じることです。例えば、冬の季語である「冴ゆ」(寒さが極まって透明感を感じる状態)や、「風花」(冬の青空に舞っている雪)、「山眠る」(冬山の静かな佇まいを表す語)等に触れて、冬らしさを感じてみてはどうでしょうか。
 それから、冬の星座を探してみるのもオススメです。2月下旬~3月上旬なら、19時頃に南の空を見上げると、冬の代表的な星座「オリオン座」が輝いています(星座の真ん中に3つ、一際光っている星々があります)。
 そして今回は、先に挙げた内容の本以外にも、冬を題材にした小説や絵本等も展示しています。長く感じられた冬ですが、春の足音が少しずつ聞こえてきています。是非残りの冬は、自分にぴったりの「冬の過ごし方」を見つけてみませんか?


【参考文献】
・薬日本堂監修『薬膳・漢方の食材帳:毎日役立つからだにやさしい』実業之伊本社 2010年9月発行
・加藤奈弥著『からだがサビない漢方ごはん』日本放送協会 2006年10月発行
・"薬膳", 日本国語大辞典, JapanKnowledge, http://japanknowledge.com, (参照 2017-2-15)
・坪内稔典著『季語集』岩波書店 2006年4月発行
・現代用語の基礎知識編集部編『季節のことば:心地良い季語の味わい』自由国民社 2015年2月発行 ・福岡孝[ほか]著『四季の星座案内』三瓶フィールドミュージアム財団 1997年3月発行
・長谷川康男監修『きせつの図鑑:はるなつあきふゆ楽しく遊ぶ学ぶ』小学館 2007年3月発行

  

ご飯vsパン~どちらがお好き?(2017年4月分)

             
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  みなさん、この1週間の食事を思い出してみてください。主食には、何を食べましたか?ご飯、パンどちらを多く食べていましたか?
 日本では、昔からご飯を主食とする「和食」の文化が定着してきました。「和食」は、栄養バランスのとれた「一汁三菜」という考え方や出汁などを利用して食材の持ち味を活かす調理方法、また器や調度品に季節感を取り入れたり、年中行事と密接に関わっているなどの特徴があります。このような特徴が人類共有の財産として認められ、2013年12月には、「和食」がユネスコの無形文化遺産になりました。これをきっかけに「和食」は、世界へも広がりをみせています。
 しかし、近年ではコメ離れが進んでおり、主食にパンをよく食べるという人が増えています。ある調査(※1)では、20代男性の約2割が1ヵ月間ご飯を食べなかったという調査結果もあります。このようにパンが好まれている要因として、菓子パンや総菜パンなど種類や味が豊富であること、また食べるのにも、準備をするのにも楽だという手軽さがあると考えられます。
ご飯には、いくつかのおかずが必要であるのに対し、パンは、パンのみで食事を済ませることが出来るため、調理や片付けの時間が短縮出来、和食を好むイメージのある高齢者でも手軽さから朝食は、パンという人も多いそうです。また、雑誌やグルメ番組でもパン屋さん特集を多く目にしますし、ホームベーカリーが人気になるなど、パン食も私たちの生活に欠かせないものになってきており、「パンの日(4月12日)」という日もあります。
 今回は、私たちの主食のメインとなっているご飯とパンを取り上げてみました。それぞれ好みがあると思いますが、どちらか一方だけではなく、栄養バランスの取れた食事を心がけたいですね。今回の展示が、食生活を考えるきっかけになればと思います。
 さて、ご飯vsパン。みなさんは今日、どちらを食べますか?


 ※1…平成27年度に開催された「『和食』の保護・継承推進検討会」による食生活に関するアンケート。平成27年度「和食」の保護・継承推進検討会報告書『和食文化を守る。つなぐ。ひろめる』参照。


【参考文献】
・農林水産省.“食文化”.農林水産省. http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/,(参照2017-03-30)

こんな所にも数学が?~生活を便利にする数学~(2017年5月分)

             
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  皆さんは「数学」は好きですか?中学や高校で、難しい数式や法則が出てきた為に苦手意識を持ってしまった人も多いのではないでしょうか。しかし、そうした数学の数式や法則は、実は私たちの生活の意外な所に隠れています。
 例えば、私たちが普段聴いている音楽を構成している「ドレミファソラシド」の音階は、ギリシャの数学者・ピタゴラスが数学の「比」を利用して発見しました。この他にも、インターネット通信時に個人情報が漏れないようにする為の「公開鍵暗号システム」には「素因数分解」が利用されており、カーナビ等に搭載されているGPSが現在地を特定する際の仕組みには「連立方程式」が使われ、また、学力の偏差値を求める際には「標準偏差」(複数の数値がどのように分布しているかを表す指標)が用いられています。このように学生時代に習った数式や法則が私たちの生活に役立ち、豊かにしてくれています。
 今回は、このような「数学」の本を中心に紹介しています。日常生活の中に隠れている数学を知って、数学を身近に感じてもらうきっかけにしてもらえたらと思います。

【参考文献】
・桜井進著『面白くて眠れなくなる数学』PHPエディターズ・グループ 2010年8月発行
・桜井進著『思わず話したくなる!数学』PHP研究所 2011年12月発行
・ジョニー・ボール著,山崎直美訳『目で見る数学:美しい数・形の世界』さ・え・ら書房 2006年10月
  

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運行開始日はいつ?(2017年6月分)

             
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  JR西日本の豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が、2017年6月17日についに運行を開始しました。
 瑞風は、1989年から日本の豪華寝台特急の先駆けとして大阪~札幌を運行し、2015年に引退した「トワイライトエクスプレス」の伝統を受け継いで、山陽と山陰地方で新たに運行される豪華寝台列車です。
 運行ルートは、1泊2日で山陽上り・下り、山陰の上り・下りを運行する片道タイプと2泊3日で山陽・山陰を周遊するタイプの5コースがあります。各コースには、立ち寄り観光地があり、山陰エリアでは、たたら操業施設が残る「菅谷たたら山内」、「出雲大社」などへ乗客が訪れることになっています。そのため、立ち寄り観光地やその停車駅では、瑞風を観光振興の目玉として捉え、運行前から様々な取り組みがされてきました。
 例えば、停車駅となっているJR宍道駅では、「八雲本陣」をイメージした外観や地元産の「来待石」を使用し地元をPRした駅舎の改装工事を行い、島根県内への初停車日には、歓迎式典や子どもたちの出迎えも実施されました。
 また、全国的にもこのような豪華寝台列車が相次いで導入されており、JR九州は九州7県の魅力を伝える「クルーズトレインななつ星in九州」、JR西日本は上野から北海道までという広域ルートをめぐる「トランスイート四季島」を運行しています。
 今回の展示では、このような豪華寝台列車を通しておもてなしについて知ってもらったり、運行ルートから沿線の歴史や文化を知ってもらうことで、観光や地域資源を学ぶ際の参考にしてもらえたらと思い企画しました。また、夏休みの旅行の行き先を決める際の参考にしてみてはどうでしょうか。
【参考文献】
・西日本旅客鉄道株式会社.“TWILIGHT EXPRES 瑞風 MIZUKAZE”http://twilightexpress-mizukaze.jp(参照2017-06-14)

英語学習のためのおすすめ本は?(2017年8月分)

             
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  近年、日本を訪れる外国人観光客が増えています。少し前には、中国人観光客による「爆買い」なども話題になりました。
 これらの原因は、2003年から政府が取り組んでいる外国人観光客の誘致活動や2006年に成立した「観光立国推進基本法」などのインバウンド政策の効果によるものと考えられます。また、2020年の東京オリンピック開催に向けて、さらに外国人観光客が増加することが見込まれています。
 そして外国人観光客が増加した今、誘致活動だけではなく受け入れるための環境整備への取り組みにも力が入れられています。例えば、外国語のガイドブック作成や観光地での外国語ガイドの育成。また、2017年7月からは、改正内閣府令・国交省令に基づいて、「止まれ」や「徐行」などの道路標識に、それぞれ「STOP」「SLOW」などの英語が併記された標識も設置されることになりました。
 このような事から、私たちの生活にとって英語が身近になるとともに、より英語の実用性が高まっているように感じます。
 そこで今回は、英語を学びたいと思っている人や、より知識を得たいと思っている人が夏休みに取り組むことが出来るよう英語学習に関しての展示です。本学の英語文化系の先生方にご協力いただいて、英語学習に関するおすすめ本をご紹介いただきました。みなさん、ぜひ参考にして英語を身につけてください。

読書の秋!ドキドキ本の福袋&NOT表紙読み~学生図書委員展示~(2017年10月分)

             
本の福袋&NOT表紙読み         


      展示本が分からないよう 
    目録は作成していません



 


  今回の展示は、「本の福袋」と「NOT表紙読み」の2部構成の展示を学生図書委員が企画しました。

 「本の福袋」は、9月5日~6日に愛媛大学で開催された「第7回大学図書館学生協働交流シンポジウム」に参加した際に、他大学でこのような活動をしているのを知り参考にしました。テーマに関する本を数冊セットにして袋や包装紙などで本を包み、書名や内容が分からない状態で貸出をするというもので、借りるまで中身が分からないドキドキ感を楽しめます。また、1つのテーマに関する本が複数入っているので、本を選ぶ時の選択肢が広がり様々な本に出会うきっかけになると思います。

 「NOT表紙読み」は、飛鳥祭で学生図書委員が開いた「BOOK Café」で行ったものを少しアレンジして展示をしています。こちらは福袋とは違い、1冊の本について短い紹介文をつけて展示しています。紹介文は、学生図書委員が作成したものと、図書館に置いているkumoriで紹介されているものの2種類があります。かわいくラッピングして表紙や内容が分からないようにしていますので、紹介文を頼りに気になった本があったら借りてみてください。

 この「本の福袋」と「NOT表紙読み」はどちらも書名や内容が分からないため、普段は手に取らないような本を読むきっかけになると思います。「読書の秋」ということで、様々な本との出会いを楽しんでもらえたら嬉しいです。    


  

あなたも明日から名探偵?~日本と海外の推理小説を味わおう~(2017年12月分)

             
あなたも明日から名探偵?         


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 12月に入り、いよいよ新年が近付いて来ましたね。年が明けてすぐの1月6日は、世界的な名探偵「シャーロック・ホームズ」の誕生日です。きっと誰もが一度は、この名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
 ホームズは、イギリスの作家アーサー・C・ドイルの作品に登場する私立探偵で、数々の難事件を鋭い観察眼と豊富な知識を用いて次々と解決していきます。ドイルがこのシリーズの連載を始めたのは1891年のことですが、実は推理小説はこれ以前から存在していました。
 推理小説の始まりは、1841年にアメリカの作家であるE・A・ポーが発表した『モルグ街の殺人』だと言われています。このポーの影響は海外各国に広まり、イギリス・アメリカ・フランスを中心に、多くの作家たちが推理小説を発表しました。
 また、海外の推理小説は、日本にも影響を与えました。1920年に創刊された雑誌『新青年』に海外の推理小説の翻訳版が掲載されたことがきっかけとなり、日本でも数多くの推理小説が生まれました。
 そして、世界各国で推理小説が書かれていく中で、その種類は多様化していきました。探偵や刑事が事件の犯人を突き止める「本格推理小説」、物語の冒頭で先に犯人が示された後に、犯行の手口が明らかになっていく「倒叙推理小説」等、他にも様々なジャンルが存在しています。
 今回は、ここに挙げた作家はもちろん、その他の様々な推理小説家の作品や伝記等を紹介しています。色々な作品・作家達に触れる内に、あなたも名探偵になれるかもしれませんよ・・・?     

 【海外の推理小説家と主な作品】    【日本の推理小説家と主な作品】

 出身国

 作家名

主な作品 

 作家名

 主な作品

 イギリス

 アーサー・C・ドイル

 「シャーロックホームズ」シリーズ

 

 江戸川乱歩

 「明智小五郎」シリーズ

 リチャード・A・フリーマン

 「ソーン・ダイク博士」シリーズ  

 横溝正史

 「金田一耕助」シリーズ

 G・K・チェスタートン

 「ブラウン神父」シリーズ

   角田(つのだ)喜久雄

 「加賀美敬介」シリーズ

 アガサ・クリスティ

 「探偵ポアロ」シリーズ

 

 高木彬光

 「検事霧島三郎」シリーズ

 ジョン・D・カー

 「フェル博士」シリーズ

 

 坂口安吾

 『不連続殺人事件』

 フランス

 エミール・ガボリオ

 「ルコック探偵」シリーズ

 

 松本清張

 『点と線』『砂の器』

 ガストン・ルルー

 「探偵ルールタビーユ」シリーズ

 

 赤川次郎

 「三毛猫ホームズ」シリーズ

 モーリス・ルブラン

 「怪盗ルパン」シリーズ

 

 内田康夫

 「浅見光彦」シリーズ

 アメリカ

 バン・ダイン

 「バンス探偵」シリーズ

 

 西村京太郎

 「十津川警部」シリーズ

 エラリー・クイーン

 「国名」シリーズ

 

 ダシール・ハメット

 「オプ探偵」シリーズ


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