バックナンバー第21回~第30回

第21回 学生アルバイトおすすめ本 

オススメ本
  図書館 学生アルバイト 吾郷 友希

  私のオススメ
   『流星の絆』

   東野 圭吾 著
   講談社 2008年 

  この本を原作に、ドラマ化されたことがあるので、ご存知の方も多いかと思います。それでも私がこの本をおすすめするのは、なんといっても、トリックが中心となっているミステリーよりは、人情を中心とした物語だということです。
  あらすじは、功一、秦輔、静奈の三兄妹はある日、両親を殺されてしまう。大人になり、詐欺行為を働くようになっていた三兄妹はある人物を最後に詐欺はやめ ようと心に決める。その人物は戸神行成という人物で、その人物に静奈が偽名を使い、接近する。ある日この行成の父が両親殺しの犯人なのではと考えられるよ うなことが起こったが、静奈は行成に恋心を抱いてしまっていて・・・というような話です。
 三兄妹の絆と、犯人に対する想いが丁寧に書かれている作品だと思うので、ぜひ読んでみてください。

 

第22回 学生アルバイトおすすめ本 

オススメ本
  図書館 学生アルバイト 松野 奈々

  私のオススメ
   『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』

   嶽本 野ばら 著
   小学館 2004年 

   茨城県の下妻。田んぼに囲まれた田舎でバリバリのロリータファッションの桃子。時代遅れなバリバリのヤンキーイチコ。
見た目も趣味も全く違う二人が喧嘩をしながらも友情を芽生えさせていく物語です。
 内容はずっとギャグで読みながら何度も笑ってしまう作品です。しかし、最後は二人の友情に感動してしまいます。
また、桃子とチンピラの父とのやり取りもとても面白く見どころで、笑いたい時、元気が欲しいときにオススメの本です。
 この作品は、桃子役を深田恭子さん。イチコ役を土屋アンナさんで2004年に映画化されています。小説を読んでから映画を見るとまた違った作品の雰囲気などを味わえてオススメです。 ぜひ小説も映画も見てみてください。

第23回 学生アルバイトおすすめ本 

オススメ本 
  図書館 学生アルバイト 吾郷 友希

  私のオススメ
   『君に届け』

   下川 香苗 著 椎名 軽穂 原作
   小学館 2007年 

 私が今回紹介する小説は「君に届け」です。この小説の原作は漫画で、のちに映画化されたので知っている人も多いと思います。
 ざっとあらすじを紹介すると、主人公の爽子は印象が暗く、目つきも怖いと有名な女の子なので、貞子と恐れられてクラスの子たちとも話せないでいますが、実際はとても優しい子です。ある日、ひょんなことからクラスメイトの風早翔太と会話をするようになり、友情、恋愛などを通して少しずつ成長していく物語です。
 この物語を紹介したいと思ったのには、いくつか理由がありますが、やはり一番は主人公である黒沼爽子が少しずつでも自分を変えようと努力する姿や、真っ直ぐで純情で相手のことを想うがゆえにすれ違いが生じたりするところはとても切なくて、でもそこが爽子のいいところで応援したくなるところです。この小説を読むと、人に優しく前向きに物事を考えようと思わせてくれると思います。漫画や映画とはまたちょっと違う世界観を味わえると思うので、ぜひ漫画、映画だけではなくて、本も読んでみてください

 

第24回 学生アルバイトおすすめ本 

オススメ本 
  図書館 学生アルバイト 藤本 瑞希

  私のオススメ
   『ピンクとグレー』

   加藤 シゲアキ著
   KADOKAWA 2012年
 
 私が今回紹介する本は、加藤シゲアキさんの「ピンクとグレー」です。
 9歳で家族と大阪から横浜のマンションに引っ越してきた河田大貴は、同じマンションに住む同級生の鈴木真吾と出会う。大貴と真吾は唯一無二の親友となり、同じ中学・高校へと進学する。高校二年生のときには、駅で雑誌編集者に声をかけられたことをきっかけにモデルのバイトも始めていた。
 やがて芸能界への進出を果たした二人だったが、ドラマへの出演により真吾だけが芸能界で売れてしまう。大貴は依然として売れないまま芸能界に残っていた。そんなある日、真吾が遺書を残して自殺する。輝かしい日々を送っていた親友の突然の死に、第一発見者となった大貴が取った行動とは。
 自分の進路や人間関係などで苦悩することが多い今だからこそ、読んでほしい作品です。ラストはとても衝撃的な展開となっているので、気になった方はぜひ読んでみてください。

  

第25回 学生アルバイトおすすめ本 

オススメ本 
  図書館 学生アルバイト 平塚 紗月

  不思議な体験をしたい人にオススメ
   『本からはじまる物語』

   阿刀田 高 ほか著
   メディアパル 2007年 

 今回私が紹介する本は『本からはじまる物語』です。 この物語は「本」「本屋」が舞台になっており、18の物語が入っています。この本を読み終わったとき、また学校帰りにでも、ついつい本屋に立ち寄りたくなってしまうそんな物語が詰まっています。もしかしたら、本屋通いになってしまうかも・・・?  
 この本は、実際にはありえないような内容だったり、心があったまるような物語であったり、次々といろんな物語が始まるにつれ、読む速さも速くなっていくほど面白かったです。
ある物語の中の一つ。 
本屋によく来る常連客はよく本を買ってくれるのですが、本を次々と並び替えては定員を悩ませます。しかし、その行動は常連客と店長との二人にしか分からない暗号でした。 果たしてどんな暗号だったのか。また、こんなロマンチックなお話が現実にあったら…。とってもわくわくしますね。この物語を詳しく知りたい方、また他にもたくさんの心温まる物語があるので、ぜひこの本を手に取って読んでみてはいかがですか。

第26回 学生アルバイトおすすめ本 

オススメ本 
  図書館 学生アルバイト 荒島 可奈

  私のオススメ
   『モモ』

   ミヒャエル・エンデ 著
   岩波書店 1976年 

 私が今回紹介する本は、この「モモ」という本です。
この本のあらすじは、町のはずれの円形劇場、コロッセオに住むモモという女の子が、“灰色の男達”に奪われた、町の人々の時間を取り戻そうと戦うお話です。
 「自分は今何をしているんだろう」「より良い生活がしたいけど、それには時間が足りない」なんて思ったことはありませんか?“灰色の男”は、そう思った人々の心にするっと入り込みます。『時間を無駄にしている、と感じていませんか?時間を節約しましょう!』『私たちの管理している時間貯蓄銀行に節約した時間を振り込めば、利息付きでお返しさせていただきます。』その言葉に惹かれた町の人々は、次々に時間を節約していきます。お客さんとおしゃべりしながらゆったりとはさみを動かすのが好きだった床屋さんは、「よりよい暮らしをするために」お客さんとの会話をやめ、短時間でいくらお客さんを捌けるかばかりを考えるようになりました。
 では、このように人々が節約した時間は時間貯蓄銀行にきちんと貯蓄されているのでしょうか?もちろん違います。人々の時間というのは花の形をしていて、それはそれは美しいのですが、灰色の男たちは自分で時間を生み出すことができないので、人間の時間を自分のものにするのです。主人公のモモは灰色の男たちの企みに気付いていました。そしてたった一人で、何十人もいる“灰色の男達”に立ち向かうのです。
 私はこの本を大人にこそ読んでほしいと思います。私達は日々「時間がない」と言いますが、ではまず時間とはなんなのか?時間を節約して何になるのか、そもそも時間を節約なんかできるのか。時間の節約に命を懸けているような現代の日本は、灰色の男たちの格好の餌場になっているのではないかと思います。
 つたない文章でこの本の魅力の半分も伝わっていないのが残念ですが、ぜひ手に取って読んでほしいと思います。

第27回 学生アルバイトおすすめ本 

オススメ本 
  図書館 学生アルバイト 松野 奈々

  私のオススメ
   『赤朽葉家の伝説』
   桜庭 一樹 著
   岩郷 重力+WONDER WORKZ。 装幀
   東京創元社 2006年 

 この本の作者である桜庭一樹さんは米子市の出身の方です。そのため山陰地方を舞台にした作品を多く書かれており、その中でも本書ではたたら製鉄について書かれています。鳥取県でたたら製鉄を営む旧家の祖母・母・孫の三代の女性たちの生涯について書かれており、戦争や公害問題、バブル時代、ミステリーなど多くの要素が詰まった作品となっています。
 山陰に住んでいる私自身この本を読むことで昔の山陰地方に伝わっていたであろう風習やたたら製鉄について初めて知ることが多かったです。そのため、山陰に住んでいる方にはぜひとも読んでほしい一冊です。
 また、大河小説が好きな方、ミステリー小説が好きな方、たたら製鉄や山陰の歴史について知りたい方、いろんな方におすすめの一冊となっています。 

第28回 学生アルバイトおすすめ本 

オススメ本 
  図書館 学生アルバイト 吾郷 友希

  私のオススメ
   『密閉教室』

   法月 綸太郎 著
   講談社 1988年 

 私が今回紹介する本は「密閉教室」です。
なぜ私がこの本を紹介しようと思ったのかというと、この本の作者は法月綸太郎さんで、松江市に生まれ育った方だからです。法月綸太郎さんの本では、過去にドラマ化になった本もあるので、法月さんを知っている方も多いと思います。ちなみに今回紹介する本は、法月さんのデビュー作です。今回紹介しているこの本に出てくる高校は実際にある高校をモデルに書かれているので、この学校の出身の方は校舎の描写が書かれているのを読むと「あぁ、あそこのことか」と情景を思い出しながら読むことができると思います。また、この本はミステリー小説です。概要はというと、椅子、机がない7Rの教室で圭介という男子生徒が死んでいるのが発見される。窓には鍵がかけられており、密室であった。というような概要です。ぜひ、松江市出身の法月さんのデビュー作を読んでみてください。

  

第29回 学生アルバイトおすすめ本 

オススメ本
  図書館 学生アルバイト 藤本 瑞希

  私のオススメ
   『きみはいい子』

   中脇 初枝 著
   ポプラ社 2012年 

 私がおすすめする本は、中脇初枝さんの『きみはいい子』です。
この作品は、2013年に本屋大賞に選ばれ、映画化もされました。「虐待」をテーマにした、「サンタさんの来ない家」「べっぴんさん」「うそつき」「こんにちは、さようなら」「うばすて山」の五つの物語が収録された短編集です。
この作品の魅力は、被害者、加害者、その周りの人々といった様々な視点から見た「虐待」が描かれているところです。虐待をテーマにした作品は被害者が主人公の作品が多いですが、この作品では加害者の心情にも触れており、より深く虐待について考えさせられます。
虐待という重いテーマではありますが、一つ一つの物語が短いためスラスラと読むことができます。読み終わった後はきっとこの本と出会えてよかったと思えるので、ぜひ読んでみてください。

  

第30回 学生アルバイトおすすめ本 

オススメ本 
  図書館 学生アルバイト 平塚 紗月

  私のオススメ
   『チュミチュミ。』

   k.m.p.(なかがわ みどり・ムラマツ エリコ)著
   株式会社KADOKAWA 2010年
 
 私が紹介する本は『チュミチュミ。』という本です。 この作品は題名からインパクトが強く、また絵もとても可愛らしく、漫画のように読みやすいのが特徴です。この本は、チュミというお姉ちゃんとチュッチュという妹のきょうだいならではの出来事が書かれています。私は三人兄弟で、幼い頃、姉と喧嘩をしては、すぐに口を聞かないと言った出来事を思い出しました。今では可愛らしいようなエピソードですが、そういった思い出を思い出させてくれる本です。お姉ちゃんと妹だからこそあり得るようなお話が多く、誰しも共感できる部分がたくさんあり終始楽しめると思います。すぐに読める本なので、たまには、小説や雑誌とは少し違う種類の本を手に取って読んでみてはいかがでしょうか。