渡邉 寛智(わたなべ ひろのり)
職名 |
教授 / 学科長 |
研究分野 |
声楽、合唱、指揮、音楽教育 |
教員メッセージ
子どものころ、家にあった大きなステレオで、父が童謡・唱歌、演歌、洋楽、邦楽、クラシック、ジャズなど様々な音楽を聞かせてくれました。その音楽の中で一番衝撃を受けたのが、ベートーヴェンの「運命」でした。「ジャジャジャジャーン」と鳴り響く感動が私の心に深く刻まれ、音楽の道に進むきっかけとなりました。もし、あの時一番衝撃を受けた音楽が演歌であったなら、現在の私は演歌歌手として舞台に立っていたかもしれません。子どもが感じる音楽は、大人が感じる音楽とは比べ物にならない感動があると思います。そんな素晴らしい音楽を、保育・教育の現場でどのようにすれば魅力ある形で子どもたちに伝えることができるのでしょうか。そのようなことを考えながら日々学生の皆さんともに学んでいます。
私の専門は「声楽・合唱・指揮」です。いろいろな音楽の現場で自ら歌い、指導させて頂くことで、歌唱法、表現法、指導法などの研究を行い、そこで得たものを学生の皆さんにわかりやすく伝えています。
主な担当授業
・音楽IA(短大部1年次春学期)
この授業では保育の現場で、先生として子どもたちにより良い音楽活動を行うために必要な音楽の基礎知識を学びます。様々な音楽の基礎知識を学ぶことで、子どもたちに魅力のある音楽を伝え、子どもたちとともに音楽を楽しむ保育者を目指します。また、音楽の魅力を伝えるためには、歌を歌ったり、簡単な楽器も演奏できなければなりません。理論だけではなく、保育者として必要な音楽表現力も学ぶことができる授業です。
・音楽IV(4大部4年次春学期)
教育現場で必要な歌唱法、指導法を学ぶ授業です。人は生まれながらに声という楽器を持っています。「歌うこと」とは一体どういうことなのでしょうか。呼吸法や発声法を身につけることはもちろん、教材に使われている楽曲について、それを創作した作曲家、作詞家の意図を考え、表現法も身につけることで実践的な力を身につけていきます。