今月の企画展示

 雨の「こんな顔」知っていますか? (2018年6月分)

             
雨の「こんな顔」知っていますか?         


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  春があっという間に過ぎ去り、もうすぐ梅雨がやって来ますね。皆さんは、雨に様々な呼び名があることをご存知でしょうか? 例えば「卯の花腐(はなくたし)」(陰暦の4月下旬頃に咲く卯の花が腐ってしまう程に降り続く長雨)、「五月雨」(陰暦の5月頃に降り続く長雨)、「新雨」(初夏に降る雨)、「酒涙雨(さいるいう)」(七夕に降る雨)、「神立(かんだち)」(にわか雨、雷雨)等があります。中でも「五月雨」は、松尾芭蕉の有名な俳句「五月雨をあつめて早し最上川」で見覚えがあるという人がいるかもしれませんね。これらの表現を普段の生活の中で使うことは殆どありませんが、俳句や小説の中で使われる等、連綿と受け継がれてきました。
 また、もう一つ雨の話題としてご紹介したいのが、松江市で展開されている「縁雫(えにしずく)」という観光企画です。この企画は、八重垣神社等の縁起が良い観光地が数多く存在している松江市に降る雨を「縁雫(えにしずく)」と名付け、この雨が松江を訪れる人に良縁を運んでくるというコンセプトで、市内に点在する縁結びスポットの周遊を促すというものです。
 今回は、梅雨の時期ということで「雨」に焦点を当てて、雨を題材にした俳句や小説、雨から連想する言葉に関する本を中心に展示しています。雨にまつわる様々な本を通して、雨の色んな表情を味わってもらえたらと思います。

【参考文献】 ・鈴木心写真『てんきごじてん:風・雲・雨・空・雪の日本語』ピエ・ブックス 2009年5月発行
・大岡信監修『短歌俳句自然表現辞典 : 歳時記版』遊子館 2002年5月発行
・一般社団法人松江観光協会. “縁雫って何?”https://www.kankou-matsue.jp/enishizuku/about.html(参照2018-5-31)
           




  

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